静寂の銀河を越えて
果てしない宇宙には、未だ解明されていない多くの謎が存在していた。その中でも、人類が「禁じられた空域」と呼ぶ場所があった。そこに、いくつもの探査隊が送り込まれたものの、誰一人として帰還することはなかった。科学者たちは、そこに光り輝く物体を発見し、それを「ラコーリレレオの光」と呼んだ。
伝説の始まり
はるか昔、この光について最初に語られたのは、銀河の果てを漂う無人の惑星だった。その惑星に古代の文明が存在していたという痕跡が見つかり、遺された記録には「ラコーリレレオの光」という言葉が刻まれていた。それは、まるで生き物のように揺らぎ、近づく者の意識を飲み込んでしまうという。どんなに進んだ技術をもってしても、その光の真実に迫ることはできなかった。
探査隊の運命
時は流れ、地球連邦の科学者たちは再びその謎を解明するため、探査隊を編成した。隊員たちは最新鋭の宇宙船「ヴェレネス号」に乗り込み、禁じられた空域へと向かうことになった。航海が進むにつれ、異常な現象が次々と発生した。航路が何度も狂い、電子機器が原因不明の誤作動を起こす。そして、ついに目の前にラコーリレレオの光が姿を現したのだ。
その光は、まるで息をしているかのように脈動していた。探査隊の隊長は、光に近づく決断を下した。艦内は緊張に包まれ、誰もが不安に苛まれていた。ラコーリレレオの光は、次第にその輝きを増し、船内に入ってきた。
謎の力
光が船内に侵入した瞬間、船全体が揺れた。艦の機器は全て停止し、隊員たちは動けなくなった。彼らの脳内に直接響く声が聞こえてきた。「私たちはラコーリレレオ。あなたたちの次元を超えた存在だ」。それは、まるで神話の中にある存在のように思えた。
船員たちは、目の前の光景に圧倒されながらも、その言葉に耳を傾けた。光の存在は続けて語りかけた。「私たちの光は、あなたたちの理解を超えている。それは意識そのものであり、知識の源だ。しかし、近づきすぎる者には罰を与える」
謎の終焉
その瞬間、光が消えるとともに船内の機器が一斉に再起動した。探査隊は元の空域に戻っていた。あれほど輝いていたラコーリレレオの光は、消え去ったかのように静かだった。隊長は冷や汗をかきながらも、自分たちが見た光景を信じられなかった。
帰還後、連邦はラコーリレレオの光に関する一切の情報を封印した。だが、噂は広まり、光に魅了された者たちは禁じられた空域へと向かうことを決意した。そしてまた、新たな探査隊がその光に飲み込まれる運命にあるのだろう。

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